「tl;dv(ティーエルディーブイ)って結局どんなツール?」「無料で使えるの?」「日本語でも実用になる?」——今回、実際にtl;dvへ登録し、Google Meetでの録画・日本語の文字起こし・AI要約までを実機で検証しました。
結論から言うと、tl;dvはZoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議を自動録画し、文字起こしとAI要約を作ってくれるAI議事録ツールです。無料プランのまま登録でき、会議の録画・文字起こし自体は無制限に使えます(公式ヘルプ、2026年9月13日確認)。日本語の文字起こしも一応可能でしたが、今回試した範囲では、発話の内容やタイミングによって認識結果にばらつきがあり、「日本語対応=常に完璧に文字起こしできる」とは言えないというのが実際に使ってみた印象です。詳しい検証結果は本文で具体例とともに紹介します。
tl;dvとは
tl;dv(tldv.io)は、2020年にドイツ・アーヘンで設立されたAI議事録・会議録画ツールです。公式サイトには利用者数300万人、レビューサイトG2での評価4.7/5と記載されています(tl;dv公式サイト、2026年9月確認)。日本市場にも力を入れており、2025年4月には日本語対応を含む正式な日本市場参入がBusiness Insider Japan等でも報じられています。

Googleアカウント・Microsoftアカウント・SSOのいずれかでサインインでき、クレジットカードの登録なしに無料プランを開始できました(2026年9月、実機確認)。
tl;dvの主な機能
公式サイト・公式ヘルプで確認した主な機能は次のとおりです(2026年9月13日確認)。
- 自動録画:Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsの会議を自動で録画
- 文字起こし:30以上の言語に対応(日本語を含む)
- AI要約(AIメモ):会議終了後に要約・決定事項・タスクを自動生成
- Ask tl;dv AI:単一会議、または複数会議を横断して内容を自然言語で質問できる検索機能
- クリップ作成・タイムスタンプ:重要な場面を切り出して共有
- 連携機能:Slack・HubSpot・Salesforce・Notion・Google Docs等に加え、Zapier経由で5,000以上のツールと連携可能。ChatGPT・Claudeとの連携(MCP)にも対応
tl;dvの無料プランと料金
無料プランでは、会議の録画・文字起こし自体は無制限に利用できます(公式ヘルプ「What are the limits of the Free plan?」、2026年9月13日確認)。ただし、AIによる自動要約や検索機能には以下の制限があります。
| 無料で無制限に使えるもの | 無料だが生涯上限があるもの |
|---|---|
|
・会議の録画 ・文字起こし |
・AIメモ(自動要約):生涯10会議分(以降は各会議の最初の10分のみ) ・Ask AI(複数会議を横断した質問):生涯10回 ・AIレポート:生涯10回 ・クリップ作成:生涯4個 |
※1回あたりの録画時間上限(3時間)は、有料プランを含めた全プラン共通です。
ここが重要なポイントです。これらのAI関連の回数制限は、月ごとにリセットされるものではありません。公式ヘルプには次のように明記されています。
“These limits are for the lifetime of the account, they do not renew monthly.”
日本語に訳すと「これらの制限はアカウントの生涯にわたるものであり、月次で更新されることはありません」という意味です。つまり、無料プランでAIメモやAskAIの回数を使い切ると、月が変わっても自動的には回復しません。「無料プランは月◯回まで」と紹介している記事も見かけますが、公式ヘルプの記載を踏まえると生涯累計の上限と理解するのが正確です。
なお、ファイルの手動アップロード数については、公式ヘルプの記事間で「5ファイル」と「3ファイル」という異なる記載が混在しており、2026年9月13日時点でどちらが正しいか公式情報だけでは断定できませんでした(未確認)。契約前にご自身の環境で実際の上限を確認することをおすすめします。
有料プラン(Pro・Business)
料金については、確認する方法によって表示が異なりました。2026年9月12日に日本からブラウザでアクセスした際は、Proプランが月払い4,980円・年払い36,960円(月換算3,080円)、Businessプランが月払い6,980円・年払い59,760円(月換算4,980円)という日本円表示でした。一方、2026年9月13日に公式サイトの価格データを確認したところ、Proプランは月払い29ユーロ・年払い216ユーロ(月換算18ユーロ)、Businessプランは月払い39ユーロ・年払い348ユーロ(月換算29ユーロ)という表示でした。
tl;dvはアクセスする地域やタイミングによって表示通貨・金額が変わる可能性があります。契約前には、必ずご自身の環境で公式サイトの料金ページを直接ご確認ください。
また、今回アカウント登録の過程で「プロプランの7日間無料トライアルをご利用いただけます」という案内が実際に表示されました(2026年9月、当サイト環境で確認)。トライアル期間中のクレジットカード登録要否については、今回の確認範囲では分かりませんでした(未確認)。
【PR】この先のリンクには、tl;dvの紹介プログラムのリンクを含みます。紹介リンク経由で初めてtl;dvに登録し、Proプランを契約すると、契約から6か月間Proプランが30%OFFになります(2026年9月確認。過去にtl;dvへ登録したことがある方は対象外です)。
紹介リンクからtl;dv Proプランを試す(6か月30%OFF) →
対応しているWeb会議サービス
tl;dvはZoom・Google Meet・Microsoft Teamsに対応しています(公式ヘルプ、2026年9月13日確認)。録画方法は2種類あります。
- ボット方式:tl;dvのボットが会議に参加者として参加し録画。会議URLを入力するか、Chrome拡張機能から利用
- ボットなし方式:デスクトップアプリ(Mac/Windows対応)でPCのシステム音声を直接録音。ボットが参加しないため、Slackハドル等ボット非対応の場での利用にも使えるとされています
今回は設定が最も簡単なボット方式・Google Meetで検証しました。
実際にGoogle Meetで使ってみた
tl;dvのダッシュボードでGoogle MeetのURLを入力し、「録音開始」をクリックすると、Google Meet側にtl;dvのノートテイカーが参加をリクエストしてきました。

この画面から分かるとおり、tl;dvのボットは会議に無断で参加するのではなく、参加者側の承認操作が必要という設計でした。承認すると、ボットが可視の参加者として会議に加わり、録画が始まりました。
無音の会議ではどうなるか【実機検証】
最初に、動作確認のため短い無音の会議を録画してみたところ、録画自体は保存されたものの、次のような表示になりました。

つまり、録画・アップロード自体は音声の有無にかかわらず保存されるが、AIによる要約(ノート)は音声が検出できないと生成されないという挙動を、今回の検証で確認しました。
tl;dvの日本語文字起こしを実機検証
次に、日本語の音声認識精度を確かめるため、通常の日本語の会話に加えて、日付・金額・人数・時間、そして「Google Meet」「ChatGPT」「Systeme.io」といった英語のサービス名をあえて混ぜた発話でテストしました。

この回のテストでは、日付の「2026年」が「20年」と一部が欠落したり、「Google Meet」が単語の途中で区切られて「Go ogle Meet」になったりと、英語の固有名詞や数字を含む発話でいくつかの誤認識が見られました。
一方で、同じ日に別のテイクで試したところ、結果が異なりました。

今回の実機検証から言えるのは、tl;dvの日本語文字起こしは実用レベルで動作するものの、テイクによって認識結果にばらつきがあり、特に金額表現や英語サービス名の認識は完璧ではない、ということです。「日本語対応」とはいっても、100%正確に文字起こしできるわけではない点は、利用前に理解しておく必要があります。公式FAQには自社調査として「誤字率0.8%」という数値が紹介されていますが、これはtl;dv自身が実施した調査であり、比較対象や測定方法の詳細は公開されていません。今回のような少数回のテストだけで精度を数値化することもできないため、本記事では具体的な精度を%で断定することは避けています。
AI要約を実機検証
文字起こしに誤認識があった一方で、AIによる要約(会議メモ・行動項目)では、内容をある程度正しく整理できていました。

生の文字起こしでは日付や固有名詞に誤りがあったにもかかわらず、AI要約側では日付や「Google Meet」といった情報が正しくまとめられているケースがありました。ただし、要約内でも「Systeme.io」が「System」と短縮されるなど、AI要約も完全に誤りを補正できているわけではありません。「文字起こしは多少崩れても要約でカバーされる」と単純に言い切ることはできず、あくまで今回確認できた範囲での傾向としてお伝えします。
tl;dvのメリット
- 無料プランのままクレジットカード登録なしで、会議の録画・文字起こしを無制限に利用できる(2026年9月、実機確認)
- Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsに対応し、ボット方式/ボットなし方式を選べる(公式確認)
- Slack・HubSpot・Salesforceなど多数のツールと連携でき、ChatGPT・Claudeとの連携(MCP)にも対応(公式確認)
- 会議への参加時に承認プロセスがあり、無断で録画が始まる設計ではなかった(実機確認)
tl;dvのデメリット・注意点
- AIメモ・Ask AI等のAI関連機能は無料プランで生涯10回までの累計上限があり、月ごとにはリセットされない(公式確認)
- 日本語の文字起こしは、テイクによって認識結果にばらつきがあり、金額表現や英語サービス名で誤認識が発生することがある(実機確認)
- ファイルアップロード数の上限が公式ヘルプ内で「5ファイル」「3ファイル」と表記が食い違っており、正確な数値が断定できない(未確認)
- 料金の表示通貨がアクセス環境によって異なる可能性があり、契約前の確認が必須
tl;dvはどんな人に向いているか
オンライン会議が多く、議事録作成の手間を減らしたい個人・チームには、無料プランだけでも試す価値があります。一方で、日本語の文字起こし精度に完璧さを求める方や、AI機能を頻繁に使う予定の方は、無料プランの生涯回数制限に早めに到達する可能性がある点に注意してください。
tl;dvの始め方
- 公式サイトでGoogleアカウント・Microsoftアカウント・SSOのいずれかでサインイン
- カレンダー接続などの初期設定を行う(スキップも可能)
- Chrome拡張機能またはデスクトップアプリをインストール
- 会議URLを入力するか、拡張機能から「録音開始」をクリック
- 会議側でノートテイカーの参加を承認する
使い方の詳しい手順やAI要約の活用法、料金プランの詳細比較については、今後別記事でさらに詳しく取り上げる予定です。
よくある質問
Q. tl;dvは無料で使えますか?
A. 会議の録画・文字起こし自体は無料プランのまま無制限に利用できます(公式ヘルプ、2026年9月確認)。ただしAIメモ等のAI機能には生涯累計の回数制限があります。
Q. 日本語の文字起こしは正確ですか?
A. 今回の実機検証では、通常の日本語は認識できたものの、テイクによって結果にばらつきがあり、金額表現や英語サービス名で誤認識が見られました。100%正確とは言えないというのが実際に試した印象です。
Q. Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsのどれでも使えますか?
A. 公式ヘルプによれば3つとも対応しています。今回はGoogle Meetのみで実機検証しました。
Q. 無料プランと有料プランの違いは何ですか?
A. 主な違いはAIメモ・Ask AI等のAI機能の利用回数です。録画・文字起こし自体は無料プランでも無制限です(公式ヘルプ確認)。
Q. クレジットカードなしで登録できますか?
A. 今回の実機確認では、クレジットカードの登録なしに無料プランを開始できました。
まとめ
tl;dvは、無料プランのまま会議の録画・文字起こしを無制限に試せるAI議事録ツールです。今回実際にGoogle Meetで使ってみたところ、ノートテイカーの参加には承認が必要な設計であること、無音の会議ではAI要約が生成されないこと、そして日本語の文字起こしは実用レベルではあるもののテイクによって精度にばらつきがあることが分かりました。AI要約は文字起こしの誤りをある程度補ってくれる場面もありましたが、完全ではありません。
無料プランのAI機能には生涯累計の回数制限がある点、料金の表示通貨が環境によって異なる点は、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。
文字起こしの精度は、会議の環境や話し方によっても体感が変わってきます。気になった方は、まず無料プランに登録し、自分自身の会議環境・話し方でどの程度の精度が出るかを実際に試してみることをおすすめします。
無料プランを試したうえで退会したくなった場合や、Proプランに契約した後の解約方法が気になる方は、tl;dvの退会・解約方法【実機検証】もあわせてご覧ください。
【PR】本記事のリンクには、tl;dvの紹介プログラムのリンクを含みます。tl;dvが初めての方は、以下のリンクからのご登録・Pro契約で6か月間30%OFFになります。



コメント