「NordVPNって結局どうなの?」「料金が複雑でよくわからない」「実際どれくらい速度が落ちるの?」——今回、実際にNordVPNを契約し、Windows PCへのインストールから日本サーバーへの接続、速度測定、Kill Switch・Split Tunnelingなどの主要機能までを実機で確認しました。
結論から言うと、NordVPNは2年契約なら月額580円〜という価格で、Windows・Mac・スマホなど10台まで同時に使えるVPNです。今回の実機検証では、Tokyoサーバーへの接続自体はスムーズで、通信速度は測定環境によって数値にばらつきがあるものの、実用に支障が出るほどの大きな低下ではありませんでした。ただし「初回価格」と「更新後の価格」がかなり違う点は、契約前に必ず確認しておくべきポイントです。詳しくは本文で実際の画面とともに解説します。
NordVPNとは
NordVPNは、パナマに拠点を置く運営会社が提供するVPN(仮想プライベートネットワーク)サービスです。世界225以上のロケーションにサーバーを持つと公式に案内されており(2026年9月確認)、ノーログポリシーについてはDeloitteやPwCなど第三者機関による監査を複数回受けていることが知られています。

VPN単体の機能だけでなく、次世代型のウイルス対策やダークウェブ監視、パスワード管理、クラウドストレージまでを1つのアプリにまとめている点が、現在のNordVPNの大きな特徴です。
実際に使って分かった結論
メリット
- 申込から数分で使い始められ、Windowsアプリのインストール・日本サーバーへの接続まで迷う場面がなかった(実機確認)
- Kill Switch・Split Tunneling・複数のVPNプロトコル(NordLynx/NordWhisper/OpenVPN)など、無料の簡易VPNにはない詳細設定が揃っている(実機確認)
- Dark Web Monitorなど、VPN以外のセキュリティ機能もアプリ内で完結する(実機確認)
- 30日間の返金保証があり、公式ヘルプでも初回購入への適用が明記されている(公式確認)
デメリット・注意点
- 2年プランの月額580円という価格は「初回27ヶ月」限定で、更新後は年額21,960円(コンプリートプランは34,680円)に上がる(公式サイト表示、実機確認)
- 正確なサーバー総数・対応国数を公式サイトは明言しておらず、「225以上のロケーション」という表現に留まる(未確認)
- インストーラーではブラウザ拡張機能・NordPassの導入がデフォルトでチェックされており、意識しないと余分なコンポーネントまで入れてしまう(実機確認)
- 今回の速度測定はあくまで1回・1環境の結果であり、常に同じ結果になるとは限らない(後述)
NordVPNの料金プラン
NordVPNには「ベーシック」「コンプリート」「エリート」の3プランがあり、それぞれ2年・1年・1ヶ月の契約期間を選べます。今回、価格ページの期間切り替えを実際に操作し、3パターンすべてのスクリーンショットを取得しました(2026年9月15日確認)。

| プラン | 2年契約 | 1年契約 | 1ヶ月契約 |
|---|---|---|---|
| ベーシック | 月額580円 | 月額880円 | 月額2,280円 |
| コンプリート | 月額680円 | 月額980円 | 月額3,080円 |
| エリート | 月額980円 | 月額1,280円 | 月額3,380円 |
※2026年9月15日、当サイトで実際に価格ページを操作して確認した表示価格(消費税別)。為替やキャンペーン時期によって変動するため、契約前に公式サイトで最新価格をご確認ください。
ここが今回の実機検証で分かった重要なポイントです。2年プランのページには、割引前の金額と「初回27ヶ月の合計金額」、そして小さく「更新価格は◯◯円/年」という表示があります。これを確認すると、ベーシックプランの更新後の価格は年額21,960円、コンプリートプランは年額34,680円、エリートプランは年額45,960円でした。興味深いのは、1年プランのページに表示されていた更新価格も、同じくベーシック21,960円・コンプリート34,680円・エリート45,960円だったことです。つまり、最初にどの契約期間を選んでも、更新後にかかる金額(年額)は同じ水準に収束するという設計だと今回の確認からは読み取れます(この点はNordVPN公式が明言しているわけではなく、あくまで今回取得した価格表示を比較した結果です)。
現在の割引率やキャンペーン内容は変動するため、気になる方は最新の表示を確認してみてください。
プランごとの機能の違い
価格だけでなく、プランによって使える機能にも差があります。

固定IP(専用IP)はエリートプランのみの機能です。VPN機能だけで十分ならベーシック、セキュリティ機能もまとめて使いたいならコンプリート以上、という選び方になります。
実際に契約してみた
今回は検証のため、実際に1ヶ月プランのベーシックプランを契約しました。決済画面では、メールアドレスと支払い方法(カード・PayPal・Google Pay・暗号資産)を選ぶ画面が表示され、注文内容には消費税10%が別途加算された合計金額が明示されていました。

なお、当サイトが参加しているアフィリエイトプログラムの規約では自己購入(自分のアフィリエイトリンク経由での購入)が禁止されているため、今回はアフィリエイトリンクを使わずに直接契約しています。
Windowsへのインストール方法
購入後はNordアカウントを有効化し、Windows用インストーラーをダウンロードします。インストーラーでは、NordVPNデスクトップアプリに加えて「NordVPNブラウザ拡張機能」「NordPassブラウザ拡張機能」もデフォルトでチェックが入った状態で表示されました。

インストール完了画面では「NordVPNの1つのアカウントを、最大10台のデバイスで利用できます」という案内とあわせて、モバイル版をインストールするためのQRコードが表示されました。

日本サーバーへの接続を実機検証
アプリを初めて起動すると、希望のロケーションを選ぶ画面が表示されます。「最速のサーバー」というスマート選択の項目には、小さく「技術提供:nexos.ai」という表記があり、サーバー選定に何らかの外部技術が使われていることがうかがえました(この技術の詳細については今回確認できていません)。

VPN未接続の状態では、アプリのマップ上に「保護されていません」という表示が出ます。

Tokyo, Japanへの接続自体は数秒で完了し、接続後は「保護済み」という表示に変わりました。接続完了画面にはVPN側の割り当てIPアドレスも表示されますが、この記事では該当部分をマスキングして掲載しています。

通信速度を実測
Speedtest by Ooklaを使い、同じPC・同じ回線で、VPN OFFとNordVPN ON(Tokyo, Japan接続)をそれぞれ3回ずつ測定しました(2026年9月15日実施)。
| ダウンロード | アップロード | Ping | |
|---|---|---|---|
| VPN OFF(1回目) | 28.96 Mbps | 9.92 Mbps | 41ms |
| VPN OFF(2回目) | 15.71 Mbps | 10.58 Mbps | 45ms |
| VPN OFF(3回目) | 18.69 Mbps | 9.55 Mbps | 148ms |
| VPN OFF平均 | 約21.12 Mbps | 約10.02 Mbps | 約78ms |
| NordVPN ON(1回目) | 17.92 Mbps | 8.63 Mbps | 151ms |
| NordVPN ON(2回目) | 17.85 Mbps | 9.26 Mbps | 83ms |
| NordVPN ON(3回目) | 15.91 Mbps | 9.30 Mbps | 102ms |
| NordVPN ON平均 | 約17.23 Mbps | 約9.06 Mbps | 約112ms |


今回の3回ずつの測定では、ダウンロード速度が平均で約18.4%、アップロード速度が約9.6%低下する結果になりました。ただし、これは「2026年9月15日に今回の環境で測定した結果」であり、「NordVPNを使うと必ず18.4%遅くなる」という一般的な結論ではありません。実際、VPN OFFの状態だけでも1回目と2回目でダウンロード速度が28.96Mbpsと15.71Mbpsまでばらついており、Pingも41msから148msまで変動しています。回線状況・時間帯・接続するVPNサーバー・測定サーバーによって結果は変わるため、この数値は「体感の参考値」として捉えてください。
主要機能を実機で確認
Windows版アプリ(バージョン8.11.1.0)で、主要な機能の設定画面を確認しました。今回は各機能の初期状態(オフ)を確認したのみで、実際にオンにして動作テストまでは行っていない項目も含まれます。その点は各項目に明記します。
Kill Switch

Kill Switchは、VPN接続が切れた際にネット接続そのものを遮断する機能です。初期状態(オフ)の確認に加えて、今回は「インターネットのKill Switch」を実際にONにして動作を確認しました。

この状態でVPN接続を切断したところ、実際に通信が止まる場面を確認できました。

今回のWindows版での実機検証では、インターネットのKill SwitchをONにした状態でVPNを切断すると、実際にインターネット通信が遮断されることを確認しました。ただし、これはあくまで今回のテスト環境・タイミングでの結果であり、すべての通信・すべての環境で常に同様に遮断されると保証するものではありません。「アプリのKill Switch」(指定したアプリのみを終了させる方式)については、今回オンにしての動作確認は行っていません(未確認)。
Split Tunneling(スプリットトンネリング)

特定のアプリだけVPNを経由させない・経由させる、という切り分けができる機能です。今回はアプリを追加しての通信テストまでは行っていません(未確認)。
VPNプロトコル

アプリ画面の説明によると、NordLynxは「接続速度とアプリ機能との互換性を重視し、WireGuardを中心に構築」されたプロトコルとのことです。また「ポスト量子暗号化」という設定項目もあり、NordLynxプロトコルでのみ利用可能と説明されていました。今回はこの設定がオフの状態を確認しただけで、オンにした際の速度差までは検証していません(未確認)。
セキュリティ機能一式

Dark Web Monitorは登録したメールアドレスの漏えいを監視する機能で、無料プランでも最大5件のメールアドレスを登録できると画面上に表示されていました。このほか、最大10台の自分のデバイスと最大50台の他のNordVPNユーザーのデバイスをリンクできる「メッシュネットワーク」、暗号化されたピアツーピア接続でファイルを送受信できる「ファイル転送」機能も確認しましたが、いずれも今回は概要確認のみで、実際の利用テストは行っていません(未確認)。
30日間返金保証について
NordVPNには初回購入から30日以内であれば全額返金される保証があります(公式ヘルプで確認)。ただし、この保証が適用されるのは初回のサブスクリプション購入のみで、更新後の支払いは対象外です。また、Apple App StoreやGoogle Playストア経由で購入した場合はNordVPNから直接返金を受けられず、購入元への連絡が必要になる点も公式ヘルプに明記されています。
解約について
解約(自動更新の停止)は、マイアカウントの請求設定から行える仕組みです。返金を希望する場合は、自動更新を止めるだけでなく、別途サポートへの連絡が必要になります。具体的な解約・返金の操作画面については、実際に自動更新の停止から返金申請までを画像付きで解説した記事で詳しく紹介しています。
どんな人におすすめか
海外旅行や公共Wi-Fi利用時のセキュリティを重視する方、Kill SwitchやSplit Tunnelingといった詳細設定を使いこなしたい方には向いています。一方で、VPNに求める機能が「とりあえず接続できればいい」程度で、価格の複雑さ(初回価格と更新価格の違い)を気にする方は、契約前に更新後の金額まで必ず確認しておくことをおすすめします。
よくある質問
Q. NordVPNは無料で使えますか?
A. 無料プランはなく、30日間の返金保証を使って実質的にリスクを抑えて試す形になります(公式確認)。
Q. 同時に何台まで使えますか?
A. インストール完了画面に「1つのアカウントを最大10台のデバイスで利用できる」と表示されていました(実機確認)。
Q. VPNを使うとどれくらい遅くなりますか?
A. 今回の実機検証(2026年9月15日、当サイト環境)では、ダウンロード速度が平均約18.4%低下しました。ただし測定条件によって変動が大きく、一般的な数値として断定はできません。
Q. 2年プランと1年プラン、どちらがお得ですか?
A. 初回の月額表示は2年プランの方が安くなりますが、更新後の年額は今回確認した限り2年プランも1年プランも同水準でした。長期利用が決まっているなら2年プランの初回価格の安さにメリットがあります。
まとめ
NordVPNは、実際に契約・インストールしたところ、申込からTokyo, Japanへの接続までスムーズに進められるVPNサービスでした。Kill Switch・Split Tunneling・複数のVPNプロトコル・Dark Web Monitorなど、機能の幅広さも確認できました。一方で、2年プランの安さは初回27ヶ月限定であり、更新後は年額21,960円〜という価格になる点、速度は測定環境によって変動する点は、契約前に理解しておくべきポイントです。
30日間の返金保証もあるため、気になる方はまず現在の料金・プランを確認し、ご自身の回線環境で試してみることをおすすめします。




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