Makeは無料でどこまで使える?Tallyフォームを自動化してクレジット消費を実測

Makeは無料でどこまで使える?Tallyフォームを自動化してクレジット消費を実測のアイキャッチ。Tally、Make、Google Sheetsを矢印でつないだ図と、「1回答=2 credits」「エラー時の挙動」「再実行で重複」「日本語データの確認」のチェックリスト、「無料プラン 1,000 creditsで検証」の文字が入ったイラスト ビジネス・SaaS

【PR】この記事には紹介リンクが含まれます。当サイトはMakeの公式サイトではありません。

オートメーションサービスのMake(Make.com)は、無料のFreeプランで月1,000 creditsまで使えます。では、Tallyで作ったフォームの回答を自動で処理すると、その1,000 creditsはどのくらいの速さで減るのでしょうか。止まったとき、やり直したときには何が起きるのでしょうか。

この記事は、2026年10月19日に、MakeのFreeプラン、TallyのFreeプラン、Google Sheetsだけで実際に動かして記録した結果です。フォーム→Makeの2つの経路(Custom webhookとTally公式Makeモジュール)と、Makeを使わないTally標準のGoogle Sheets連携を比べています。

※検索では「Make」が、名前の似た別のサービスと混ざることがあります。この記事で扱うのは、シナリオ(自動化の流れ)を組むサービスのMake.comです。

情報の根拠が分かるように、次の3つを書き分けています。

  • 【実機確認】2026年10月19日に、自分でMake・Tally・Google Sheetsを操作して確認した内容
  • 【公式情報】MakeとTallyの公式ページ・ヘルプで確認した内容(2026年10月19日確認)
  • 【未確認】今回は確かめていない内容。推測で補わず、確認していないと書きます

実測の数字から計算した値は、実測と混ざらないよう【試算】と明記します。

  1. 先に結論:Google Sheetsに保存するだけなら、Tally標準で足りてMakeのcreditも使わない
  2. 3つの方法の違い(早見表)
  3. この記事で確認したこと・確認していないこと
    1. 検証の条件
  4. 方法①:Tally標準のGoogle Sheets連携(K0)
  5. Makeの無料プランの条件と、creditの基本
  6. 方法②:Tally公式Makeモジュール(実機で確認できた範囲)
    1. 設定で起きたこと【実機確認】
    2. 回答を1件受けた結果【実機確認】
  7. 方法③:Custom webhook(Tally → Make → Google Sheets)
    1. 最初のつまずき:選択項目がUUIDで届き、シートの列が空になった(K1)
  8. creditの減り方:実測と試算を分けて見る
    1. 【実機確認】実測した値
    2. K4:ポーリング型シナリオの消費(Tally→Makeの経路とは別の検証)
    3. 【試算】実測値からの計算(実際に月末まで動かしたものではありません)
  9. 条件で振り分ける:FilterとRouter(K2・K3)
  10. エラーで止まったとき:自動で無効になり、回答はキューに残る(K5・K6)
    1. K5:わざとエラーを起こした【実機確認】
    2. キューとダイアログの画面(再現して撮影)
  11. 再実行(Replay)は、同じ回答の重複行を作る(K7)
  12. 日本語データは壊れなかったか(K8)
  13. 結局どれを選ぶ?(今回の実測にもとづく判断)
  14. この記事で確認していないこと
  15. よくある質問
    1. Q. Makeの無料プランは、何回まで自動化できますか?
    2. Q. TallyからGoogle Sheetsに送るだけなら、Makeは必要ですか?
    3. Q. 公式モジュールとCustom webhookは、どちらがいいですか?
    4. Q. エラーでシナリオが止まったら、どうすればいいですか?
  16. まとめ
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    2. 確認した情報の出典(いずれも2026年10月19日確認)

先に結論:Google Sheetsに保存するだけなら、Tally標準で足りてMakeのcreditも使わない

  • 回答をGoogle Sheetsに保存するだけなら、Tally標準のGoogle Sheets連携で足ります。Makeを使わないので、Makeのcreditも減りません。【公式情報】Tallyの連携は無料。【実機確認】今回の8件は、すべて1回ずつ、選択肢も日本語のまま記録されました
  • Makeを使う意味が出てくるのは、Tally標準では足りない処理が出たときです。たとえば「営業のご案内は除外する」「緊急だけ別のシートに入れる」のような、回答の内容による振り分けです。今回の画面では、Tally標準に回答の内容で保存先を分ける項目は見当たらず、営業のご案内も緊急(高)も同じシートに入りました【実機確認】
  • Makeでつなぐ場合、今回の実測では、Tally公式Makeモジュール → Custom webhook の順に扱いやすい結果でした。公式モジュールでは選択項目が日本語ラベルで出力され、Custom webhookでは選択項目がUUID(ID)で届いて変換が必要でした。ただし公式モジュールは「回答を1件受けて中身を見る」ところまでしか試しておらず、Google Sheetsへの書き込みとFilter・Routerの実行は【未確認】です
  • creditの減り方(Custom webhook経路・実測):通常の1回答=2 credits(受信1+Sheets追加1)。Filterで弾いた回答でも、受信の1 creditは使う。別に試したGoogle Sheetsのポーリング型シナリオ(K4)では、新しいデータがなくても1回の実行で1 credit(Tally→Makeの経路の話ではありません)
  • 想定外だったこと:エラーが1回出ただけで、Makeがシナリオを自動で無効にした。再実行(Replay)は同じ回答の行を重複して書き込んだ

Sheetsに貯めるだけならTally標準、回答の内容で処理を分けたいなど、Tally標準で足りない処理があるならMakeが候補です。つなぎ方は、今回の実測ではまず公式モジュールで、公式モジュールを使えないときはCustom webhookです。詳しい判断表は、後半の「結局どれを選ぶ?」にあります。

3つの方法の違い(早見表)

① Tally標準のGoogle Sheets連携 ② Tally公式Makeモジュール ③ Custom webhook
Make 使わない 使う 使う
Makeのcredit 0 受信(トリガー)は1 credit【実機確認】。Sheets追加などを足した合計は未実測 通常の1回答=2 credits(受信1+Sheets追加1)【実機確認】
選択項目の見え方 日本語ラベルで記録【実機確認】 「Fields by ID」の中に日本語ラベルで出力【実機確認】 UUID(ID)で届く。変換式が必要【実機確認】
設定の手間 Tallyの画面でGoogle Sheetsを接続 TallyをOAuthで接続→Form IDを選ぶ Make側でWebhook URLを作り、Tally側に貼る。データ構造の検出と変換式の調整が必要
回答の内容で処理を分ける 今回の画面では項目なし【実機確認】 Filter・Routerは未実行【未確認】 Filter・Routerで可能【実機確認】
向く場面 Sheetsに保存するだけ Makeで分岐や他アプリ連携をしたい 公式モジュールを使えない・受信データをそのまま扱いたい

この記事で確認したこと・確認していないこと

検証の条件

  • 実施日:2026年10月19日(1日で実施。Makeのリセット日は表示上2026年11月19日)
  • 環境:MakeのFreeプラン(新規に作ったアカウント)、TallyのFreeプラン、Google Sheets。有料プランの契約・カード登録は行っていません
  • テスト用フォーム:お名前/メールアドレス/会社名/ご用件の種別(ドロップダウン)/緊急度(単一選択)/お問い合わせ内容。ダミーのデータだけを送信しました
  • 検証の項目は、実施前に決めて固定しました(下の表)
No. 確認した内容 経路
K0 Makeを使わない、Tally標準のGoogle Sheets連携 Tally標準
K1 通常の1回答の処理(Webhook受信 → Google Sheets追加) Custom webhook
K2 条件外の回答をFilterで除外したとき Custom webhook
K3 Routerで緊急と通常を別のシートに振り分け Custom webhook
K4 新しいデータがないときのポーリング(Google Sheets「Watch New Rows」、15分間隔)。Tally→Makeの経路とは別のシナリオ 別のポーリング型シナリオ(Tallyは関係しない)
K5 わざとエラーを起こしたとき(送信先シート名を変更) Custom webhook
K6 止まったシナリオの復旧 Custom webhook
K7 再実行(Replay)したときの重複 Custom webhook
K8 日本語データの保持(異体字・㈱・絵文字・改行・533文字) Custom webhook と Tally標準の比較
追加 Tally公式Makeモジュールで回答を1件受ける(Sheets書き込み・Filter・Routerは実行していない) 公式モジュール

1アカウント・1フォーム・1日の検証です。長期運用、複数人での運用、大量の回答、有料プランの挙動は確かめていません。末尾の「この記事で確認していないこと」にまとめています。

方法①:Tally標準のGoogle Sheets連携(K0)

Tallyのフォームの「Integrations」画面から、Google Sheetsを接続する方法です。MakeもWebhookも使いません。

【公式情報】TallyのGoogle Sheets連携は無料のTallyユーザーでも使えます。送信ごとに1行が追加され、「Export existing submissions」をオンにすると既存の回答も反映されます。部分的な回答(途中までの回答)は同期されないこと、新しい行は最初の空行に入るため時系列の順になるとは限らないこと、同期ログと「Resend」(未配信の再送)、同期が失敗したときにメールが届くことが、公式ヘルプに書かれています。(Tally公式ヘルプ:Google Sheets連携)

Tallyのフォームの連携(Integrations)画面。Google Sheets連携とWebhook連携が追加されている。Webhookに表示されたURLは伏せている(2026年10月19日確認)
Tallyの「Integrations」画面(2026年10月19日確認。URLは伏せています)

【実機確認】Googleアカウントの認可をして、Google Sheets連携を追加しました。その後に送った8件(K1〜K8の送信)は、すべて、送信順に1行ずつ、各1回だけ記録されました。ドロップダウンと単一選択の値は「見積り依頼」「通常」のように日本語のラベルで記録され、IDにはなりませんでした。Makeのcreditは使っていません。

Tally標準のGoogle Sheets連携が作ったスプレッドシート。送信した8件が1行ずつ記録され、ご用件の種別と緊急度が日本語で入っている(2026年10月19日確認)
Tally標準の連携で記録されたシート(2026年10月19日確認)。IDは記号に置き換えています。時刻は日本時間ではなくUTC相当の表記でした
  • 【実機確認】Makeのシナリオが止まっていた間(後述のK5〜K6)も、Tally標準の連携は独立して記録を続けました
  • 【実機確認】回答の内容で保存先を分ける項目は、今回の設定画面では見当たりませんでした。営業のご案内も、緊急度「高」の回答も、同じシートに全件が入りました

つまり「回答をスプレッドシートに貯める」だけが目的なら、ここで完結します。以降は、Tally標準では足りない処理が出たときに、Makeがどう動くかの記録です。

Makeの無料プランの条件と、creditの基本

【公式情報】Makeの料金ページ(2026年10月19日確認)では、Freeプランは月1,000 creditsです。ルーター(Router)のモジュールとエラーハンドラー(Rollback・Break・Resume・Commit・Ignore)はcreditを消費しないと書かれています。creditは契約期間の終わりに失効します。また公式ヘルプでは、通常のアプリでは「1 operation(1つのモジュールの実行)=1 credit」で、一部のAI関連のモジュールなどは例外とされています。(Make料金ページ / Make公式ヘルプ:Credits)

【実機確認】アカウントのSubscription画面でも、Freeプランの内容を確認しました。

項目 Freeプランの表示(2026年10月19日)
credit 1,000 credits/月(使用量の表示は、検証の途中で21 / 1,000)
アクティブなシナリオ 2本(今回、3本目を有効にする操作は試していません)
最短のスケジュール間隔 15分
1回の実行時間 最長5分
ファイルサイズ 5 MB
実行履歴の保存 7日間

【実機確認】今回のFreeアカウントでは、FilterとRouterも実際に使用できました。

MakeのSubscription画面。現在のプランはFreeで月1,000 credits、検証の途中で21 creditsを使用(2%)と表示されている(2026年10月19日確認)
MakeのSubscription画面(検証の途中、2026年10月19日確認)
Makeのプラン比較画面のFree列。アクティブシナリオ2、最短15分間隔、1回5分の実行時間、5MBのファイル、7日間の実行履歴などが表示されている(2026年10月19日確認)
Freeプランに含まれる内容(2026年10月19日確認)

実行履歴は7日間しか残らないため、あとから確認し直したい場合は、履歴の画面を早めに保存しておく必要があります。

方法②:Tally公式Makeモジュール(実機で確認できた範囲)

【公式情報】TallyのヘルプによるとMakeとの連携は無料で、Makeのシナリオに「Tally」を追加し、トリガー「Watch New Responses」(フォームが送信されたとき)を選んで、MakeにTallyアカウントへのアクセスを許可し、Form IDのドロップダウンから対象のフォームを選ぶ流れです。(Tally公式ヘルプ:Make連携)

設定で起きたこと【実機確認】

  • Makeのアプリ「Tally」のモジュールは、「Watch New Responses」(Instantの表示)と「List Fields Definitions」の2つでした
  • Webhookを作るとき、Tallyへの接続が必須で、種別は「Tally OAuth」と「Tally Personal API Key」でした。私はOAuthを選び、Tallyの同意画面で許可しました(APIキーは使っていません)
  • 今回の環境では、OAuthの許可後に、Form IDの候補としてアカウント内の2つのフォームが表示されました
  • Webhookを保存すると、Tally側のIntegrationsに「Make」という連携が自動で追加されました。Webhook URLをTally側に貼る作業は不要でした
Tallyのフォームの連携画面。Google Sheets連携とWebhookに加えて、Makeの公式モジュールの設定で自動追加された「Make」の連携が表示されている。URLは伏せている(2026年10月19日確認)
公式モジュールを保存すると、Tallyの「Integrations」に「Make」が自動で追加された(URLは伏せています)

回答を1件受けた結果【実機確認】

フォームを一時的に再公開して、ダミーの回答を1件だけ送りました(送信後すぐに受付を停止)。Makeの「Run once」で処理すると、結果は次のとおりでした。

確認項目 実測の結果
消費credit 「1 operation · 1 credit」(トリガー1回)
選択項目 出力の「Fields by ID」の中に日本語ラベル(「その他」「通常」)が入っていた。配列(1 item)の1番目の要素
UUIDの変換式 今回の画面では、変換式を書かずに、1番目の要素を選ぶだけで済む形だった
日本語 異体字を含む氏名、㈱、全角英字、丸数字、絵文字、改行が、そのまま表示された(Tally標準シートの同じ回答とも一致)
Makeの公式Tallyモジュールの出力画面。1 operation・1 creditと表示され、Fields by IDの中に、お名前、メールアドレス、会社名、ご用件の種別(その他)、緊急度(通常)、お問い合わせ内容が日本語で表示されている(2026年10月19日確認)
公式モジュールの出力。「Fields by ID」の中に日本語ラベルが入っている(2026年10月19日確認。ID類は伏せています)

公式モジュールについて、確認していないこと

  • Google Sheetsへの書き込みは実行していません。Custom webhook経路ではAdd a Rowが1 creditでした(K1)。これを足せば合計2 creditsになりそうですが、公式モジュール経由では実行していないため、「2 credits」とは断定しません
  • Filter・Routerは、公式モジュール経由では実行していません。出力の構造から、項目を直接選べる形にはなっていますが、実際の動作は【未確認】です
  • 質問のラベルを後で変更したときに「Fields by ID」のキーがどうなるかは【未確認】です
  • Custom webhookで選択肢がUUIDになった件は、Custom webhook経路での観測です。公式モジュールに当てはまる話ではありません

方法③:Custom webhook(Tally → Make → Google Sheets)

Make側で「Custom webhook」のURLを作り、TallyのIntegrationsにある「Webhook」にそのURLを貼る方法です。K1〜K8の検証は、主にこの経路で行いました。構成は、Webhookを受け取り、Routerで「緊急度が高」と「それ以外」に分けて、2つのGoogle Sheetsの「Add a Row」につなぐ形です。

Makeのシナリオ図。Webhook(Custom webhook)からRouterを経由して、2つのGoogle Sheets(Add a Row)に分岐する構成(2026年10月19日確認)
検証に使ったシナリオ。Webhook → Router → Google Sheets(Add a Row)×2(2026年10月19日確認)

最初のつまずき:選択項目がUUIDで届き、シートの列が空になった(K1)

【実機確認】Tallyの Webhookが送る回答は、fieldsという配列に項目の順で入っていました。ドロップダウンや単一選択の値は日本語ではなく、選択肢のID(UUID)の配列で、日本語の文字はoptionsという別の配列に入っていました。MakeがWebhookの構造を自動で検出した結果は、optionsを含まず、値を単なるテキストとして扱う形でした。そのため、最初のテストでは「ご用件の種別」と「緊急度」の列が空になりました。

TallyのWebhookイベントログに表示された送信内容。ご用件の種別(DROPDOWN)のvalueが選択肢のID(UUID)になっており、optionsにIDと日本語のテキストが並んでいる(2026年10月19日確認)
Tallyのイベントログで見たWebhookの内容。valueは選択肢のID、日本語はoptionsの側にある(Custom webhook経路。2026年10月19日確認)

試行錯誤の結果、今回のフォームでは、次の式で日本語のラベルを取り出せました。

first(map(1.data.fields[4].options; "text"; "id"; first(1.data.fields[4].value)))

「ご用件の種別」が4番目の項目なのでfields[4]です(Makeの配列は1から数えます)。この式はMakeの変数欄に入れて使いました。get(map(...))で取り出そうとしたり、indexOf(0から数える)を使ったりした方法は、この画面では期待どおりに動きませんでした。

K1の通常処理が正しく動くまでに、実行が5回・合計10 creditsかかりました(送信した通常の実行3回=各2、原因を調べるための再実行2回=各2)。今回の検証では、テスト送信や再実行でも各モジュールが実行され、その分creditを消費しました。

creditの減り方:実測と試算を分けて見る

【実機確認】実測した値

検証 状況 結果 credit
K1 通常の1回答(Webhook受信 → Sheets追加) Success。履歴の詳細に、Webhookが1、Add a Rowが1と表示 2
K2 Filterで除外された回答 Sheetsには追加されない 1(受信のみ)
K3 Routerで振り分けた回答 該当のシートに1行追加。Routerの行にcreditの表示なし 2(受信1+Sheets1)
K4 【別シナリオ】ポーリング型(Google Sheets「Watch New Rows」):新しいデータなしの実行 実行されるたびに消費。2回目(その間にpollシートへ2行追加)も1回の実行で消費は同じ 1(1回の実行)
K5 エラーになった回答 失敗したSheetsの操作も消費 2(受信1+失敗1)
K6 復旧のための実行 Process old dataで1行だけ追記 2
K7 Replay(1回の再実行) 新しい実行として消費。同じ回答の行が重複 2
K8 日本語データの回答 Tally標準と一致 2
追加 公式モジュールで回答1件を受ける Run onceの表示が「1 operation · 1 credit」 1(トリガーのみ)

これらの合計は、Makeの「Credit usage」画面で、K0〜K8で21 credits、追加検証(失敗の再現2+公式モジュール1)を含めて24 creditsでした。Scenarios欄の合計が24 creditsで、無料枠1,000 creditsの約2.4%です。

MakeのCredit usage画面の一部。Scenariosのcredit使用量が24 creditsと表示され、その下に実行ごとのcredit消費の一覧がある(2026年10月19日確認)
Credit usage画面の一部(2026年10月19日、追加検証の後)。Scenariosのcredit使用量は24 credits
Makeの実行履歴の詳細(Advanced log)。WebhookとGoogle Sheets Add a Rowの各モジュールに「The operation used 1 credit.」と表示されている(2026年10月19日確認)
K1の実行の詳細。WebhookとAdd a Rowが、それぞれ1 creditと表示された(Custom webhook経路)

K4:ポーリング型シナリオの消費(Tally→Makeの経路とは別の検証)

先にお断りします。K4は、Tally→MakeのWebhook経路の検証ではありません。Google Sheetsの「Watch New Rows」を使った、別のポーリング型シナリオで確認した結果です。TallyのInstantトリガーが15分ごとにcreditを消費するという意味ではありません。

【実機確認】Google Sheetsの「Watch New Rows」(Free既定の15分間隔、pollシートは空)のシナリオで、新しい行がなくても、実行のたびに1 creditでした。2回目の実行(その間にpollシートへ2行追加)も、1回の実行で1 creditでした。実行間隔は、15:28:41から15:43:42で、15分と1秒でした。

【公式情報】Makeの公式ヘルプには、ポーリング型のトリガーは前回の実行以降の新しいデータを調べ、新しいデータがない実行を「check run」と呼ぶこと、check runは履歴で見られることが書かれています。ただし、このページにはcheck runのcredit消費は書かれていません。上の「新しいデータがなくても1 credit」は、今回の画面で確認した実測です。(Make公式ヘルプ:Types of modules)

【実機確認】参考までに、Custom webhookのシナリオの履歴には、回答が届いたときの実行だけが並んでいました(空振りの実行は見当たりませんでした)。

Makeのシナリオの履歴。15時28分41秒と15時43分42秒にScheduleの実行がSuccessで記録されている(2026年10月19日確認)
K4(別のポーリング型シナリオ)の履歴。15:28:41と15:43:42の実行(2026年10月19日確認)

【試算】実測値からの計算(実際に月末まで動かしたものではありません)

  • 【試算】K4と同じ構成(ポーリング型・15分間隔)のままなら:1日=96回の実行で96 credits。1,000 creditsは約10.4日で使い切る計算です(新しいデータがなくても、実行するたびに1 creditという今回の実測を、そのまま掛けた値)
  • 【試算】Custom webhook経路で1回答=2 creditsなら:月1,000 creditsで約500件の回答。テストの送信、失敗、再実行は含みません

どちらも、実際にその回数を動かして確かめたわけではありません。公式モジュール経由のcreditは、受信の1 creditしか実測していないため、同じ計算はしていません。

条件で振り分ける:FilterとRouter(K2・K3)

MakeがTally標準より強いのは、この部分です。K2では、ご用件の種別が「営業のご案内」の回答をFilterで除外しました。K3では、Routerで、緊急度が「高」の回答を別のシート(urgent)に、それ以外をnormalのシートに振り分けました。

Makeの実行履歴の詳細。Webhookは完了、Google Sheets Add a Rowは「The bundle did not pass through the filter.」と表示され、Creditsは1(2026年10月19日確認)
K2:Filterで除外された回答。Creditsは1(Custom webhook経路。ID類は伏せています)
  • 【実機確認】Filterで除外した回答でも、受信の1 creditは消費しました。Sheetsには行は追加されませんでした
  • 【実機確認】Routerで振り分けた回答は2 credits(受信1+Sheets追加1)で、Router自体のcreditの表示はありませんでした。【公式情報】Routerはcreditを消費しないと、Makeの料金ページに書かれています
Makeの実行履歴の詳細。WebhookからRouterを通り、2つのルートのうち片方がフィルターで除外され、もう片方のGoogle Sheets Add a Rowが完了している。OperationsとCreditsはともに2(2026年10月19日確認)
K3:Routerで振り分けた回答。OperationsとCreditsは2(Custom webhook経路。ID類は伏せています)

【未確認】FilterとRouterは、公式モジュールではなく、Custom webhook経路で実行した結果です。公式モジュール経由でFilter・Routerを実行して、creditや動作を確かめてはいません。

エラーで止まったとき:自動で無効になり、回答はキューに残る(K5・K6)

K5:わざとエラーを起こした【実機確認】

送信先のシート名(urgent)を一時的に別の名前に変えてから、緊急度「高」の回答を送りました。

  • Makeの実行はErrorになり、エラー文は「400: INVALID_ARGUMENT – Unable to parse range: ‘urgent’!A1」(RuntimeError)でした
  • 消費は2 credits(受信1+失敗したSheetsの操作1)。失敗した操作も消費されました
  • 約1秒後に、Makeがシナリオを自動で無効にしました(履歴に「Scenario was deactivated by Make because of reason: …」)。無効になったシナリオは自動では再開せず、手動で有効にし直す必要がありました
  • 「Incomplete executions」には何も残りませんでした(0件)
  • Tally側のWebhookのイベントログは「Delivered」のままでした。回答はMakeのWebhookのキュー(待ち行列)に入りました

【公式情報】Makeの公式ヘルプには、Instantトリガーで始まるシナリオは最初のエラーの直後に無効になること(「Errors before deactivation」の設定はInstantトリガーでは使われない)、Webhookごとにキューがあり、処理されたデータは削除されること、キューの上限はプランによって決まることが書かれています。(Make公式ヘルプ:Scenario settings / Make公式ヘルプ:Webhooks)

Makeのシナリオの履歴。15時29分59秒にError、15時30分に「Scenario was deactivated by Make because of reason」、15時32分41秒に再有効化、15時32分43秒にSuccessの実行が並んでいる(2026年10月19日確認)
K5・K6の履歴。15:29:59にError、15:30:00にMakeが無効化、15:32:41に再有効化、15:32:43にSuccess(2026年10月19日確認。表示名は伏せています)

キューとダイアログの画面(再現して撮影)

K5のときは、キューの画面とダイアログを撮れていませんでした。そこで、同じ手順(シート名を変更→有効化→TallyのWebhookのイベントログから、既存の回答を「Resend」)をもう一度行って撮影しました。このときも、Errorと自動の無効化が起き、WebhooksのキューはK5と同じ「1/50」でした。再現での消費は2 creditsです。

MakeのWebhooks画面。Webhookのtally-inquiry-verifyのキューの表示が1/50になっている。URLは伏せている(2026年10月19日確認)
エラーの再現後のWebhooks画面。キューは「1/50」(URLは伏せています)

シート名を元に戻してシナリオを再有効化すると、次のダイアログが出ました。

Makeのシナリオ一覧。再有効化の操作で「Unprocessed data in webhook queue」のダイアログが表示され、Delete old dataとProcess old dataの2つのボタンがある(2026年10月19日確認)
再有効化のときのダイアログ(再現時に撮影。表示名は伏せています)
  • ダイアログの説明:新しく有効にしたシナリオは新しいデータだけを処理する。キューの古いデータは、先に処理するか、処理せずに削除するかを選べる
  • K6(最初の復旧):シート名を戻して再有効化し、ダイアログで「Process old data」を選びました。実行はSuccess(2 credits)で、urgentシートにK5の回答が1行だけ追記されました(重複なし)。手順は3操作(シート名を戻す・有効化・ダイアログで処理)でした
  • 再現のとき(上の画像):撮影後は「Process old data」ではなく「Delete old data」を選びました。確認のダイアログ(「Delete data in webhook queue」)が出て、削除すると、その回答は処理されません。この再現では、Process old dataは実行していません

復旧の手順をまとめると、①エラーの原因を直す、②シナリオを再有効化する、③キューの回答を「処理する(Process old data)」か「捨てる(Delete old data)」かを選ぶ、の3つです。処理しないまま再有効化すると、キューに残っていた回答は処理されません。

再実行(Replay)は、同じ回答の重複行を作る(K7)

実行履歴の「Replay」を押すと、確認の画面が出ます。Replayすると新しい実行が作られ、creditを消費し、連携先に重複データを作る可能性がある、という内容が表示されました。

MakeのReplay scenario runのダイアログ。最新のシナリオのバージョンで新しい実行を作ること、Replayはcreditを使い重複したデータを作る可能性があることが表示されている(2026年10月19日確認)
Replayの確認ダイアログ(2026年10月19日確認。ダイアログを開いただけで、このときは実行していません)

【実機確認】1つの回答(同じresponse_id)を、元の実行とReplay 2回で処理したところ、normalシートに同じ回答が3行書き込まれました。Replayは新しい実行として、1回あたり2 creditsを消費しました。

Makeの検証用スプレッドシート。同じresponse_idの回答が3行並んでおり、Replayによる重複を確認できる(response_idは記号に置き換えており、3行とも同じ記号)(2026年10月19日確認)
同じ回答(response_idが同じ)が3行になった。response_idは記号に置き換えています(3行とも同じ記号=同じ値)。右側の列は、原因を調べるために追加した診断用の列(2026年10月19日確認)

重複を防ぐ仕組み(たとえば、書き込みの前にSearch Rowsで同じIDを探し、Filterで除外する)は試していません。その分のcreditが増える見込みですが、計測していないため【未確認】です。

日本語データは壊れなかったか(K8)

異体字(髙・﨑・𠮷)を含む氏名、㈱とカッコの会社名、全角英字、丸数字、全角・半角の記号、日付と金額、絵文字、改行、長文(全533文字)を含むダミーの回答を1件送り、Tally標準のGoogle Sheets連携の行と、Make(Custom webhook)経由の行を比べました。

【実機確認】データで1文字ずつ比べた結果、氏名・会社名・種別・緊急度・本文のすべてが一致しました(本文は533文字どうし、改行は2か所どうし)。ただし、これは今回のテスト文字列と533文字の範囲での結果です。あらゆる文字や長さで壊れないことを示すものではありません。

上がTally標準のGoogle Sheets連携のシート、下がMake(Custom webhook)経由のシート。どちらにも、異体字・㈱・全角英字・丸数字・絵文字・改行を含む同じ回答の行が入っている(2026年10月19日確認)
上:Tally標準の連携(9行目がK8)/下:Make(Custom webhook)経由(7行目がK8)。スプレッドシートの表示では、フォームによって字形が違って見えることがありますが、セルの値は一致しました。IDは記号に置き換えています(同じ記号は同じ値。K8の行はどちらもID-8)(2026年10月19日確認)

注意点が2つあります。時刻は、Tally標準のシートもMake経由のシートも、日本時間ではなくUTC(協定世界時)の表記で入りました(日本時間より約9時間遅れて見えます)。また、公式モジュール経由でSheetsに書き込んだ場合の日本語は【未確認】です。公式モジュールの出力画面では、異体字・㈱・全角英字・丸数字・絵文字・改行がそのまま表示されたことまでを確認しています。

結局どれを選ぶ?(今回の実測にもとづく判断)

あなたの状況 選ぶ方法 理由(実測)
Tallyの回答をGoogle Sheetsに貯めたいだけ Tally標準のGoogle Sheets連携 Makeのcreditが0。全件が日本語ラベルで1回ずつ記録された。Makeが止まっても影響しない
回答の内容で除外・振り分けたい、複数のアプリにつなぎたい Make(まず公式モジュール) 選択項目が日本語ラベルで出力された。ただしSheets書き込みとFilter・Routerは公式モジュールでは未実行。この部分はCustom webhookの実測を参考にする
公式モジュールを使えない、受信データを自分で扱いたい Custom webhook 選択項目がUUIDで届くため、変換式が必要。K1が動くまでに10 credits使った
Makeのcreditを節約したい Tally標準を優先。Makeを使うなら、今回のように即時処理できる用途では、不要なポーリングを避ける 別に試したポーリング型(K4)は、新しいデータがなくても1回1 credit。15分間隔の試算は約10日で1,000 credits(Tally→Makeの経路の話ではない)

Makeを使うかどうかは、「Tally標準でできないことがあるか」で決めるのが安全です。目安として、Custom webhook経路で1回答=2 creditsなら、試算上は月に約500件の回答まで1,000 creditsに収まります(失敗・再実行・テストを除く)。これは実測値からの計算で、長期の運用で確かめたものではありません。

Tally標準で足りない処理があるなら、MakeのFreeプランから試せます。今回の検証もカード登録なしのFreeプランで行いました。Tally標準で足りる場合はMakeに登録する必要はありません。

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この記事で確認していないこと

  • 公式モジュール経由での、Google Sheetsへの書き込みとそのcredit(合計が2 creditsになるかは未確認)、Filter・Routerの実行、エラー時の動作
  • 「Fields by ID」の挙動(質問のラベルを後で変更したとき)
  • Tally標準のGoogle Sheets連携の失敗時の挙動(公式ヘルプの記載のみ)
  • 有料プランの挙動、大量の回答の処理、複数人・長期の運用、月末までのcreditの減り方
  • 重複を防ぐ処理と、そのためのcredit

MakeやTallyの仕様・画面・料金は変更されることがあります。この記事は2026年10月19日の時点の内容です。

よくある質問

Q. Makeの無料プランは、何回まで自動化できますか?

回数ではなく、creditで決まります。Freeプランは月1,000 creditsで、【公式情報】通常は1 operation=1 creditです。今回の実測では、Custom webhook経路で1回答=2 creditsでした。別に試したGoogle Sheetsのポーリング型シナリオ(K4)では、新しいデータがなくても、実行のたびに1 creditでした。

Q. TallyからGoogle Sheetsに送るだけなら、Makeは必要ですか?

必要ありません。Tally標準のGoogle Sheets連携で、今回の8件はすべて1回ずつ記録され、Makeのcreditも使いませんでした。

Q. 公式モジュールとCustom webhookは、どちらがいいですか?

今回の実測では、公式モジュールは選択項目が日本語ラベルで出力され、変換式が不要でした。Custom webhookは選択項目がUUIDで、変換式が必要でした。ただし公式モジュールは、Sheets書き込みとFilter・Routerを試していないため、その範囲の優劣は言えません。

Q. エラーでシナリオが止まったら、どうすればいいですか?

今回は、原因(シート名)を直して再有効化し、ダイアログで「Process old data」を選ぶと、キューに残っていたK5の回答が1行だけ追記されました。「Delete old data」を選ぶと、その回答は処理されません。Replayは同じ回答を重複して書き込むことがあります。

まとめ

  • Google Sheetsに回答を保存するだけなら、Tally標準の連携で足りて、Makeのcreditも不要でした
  • Makeが候補になるのは、回答の内容による除外・振り分けなど、Tally標準では足りない処理が出たとき
  • Makeでつなぐなら、今回の実測では公式モジュールの方が選択項目を扱いやすかった(ただしSheets書き込みとFilter・Routerは未確認)。Custom webhookは変換式が必要
  • Custom webhook経路の実測:通常の1回答=2 credits、Filterで弾いても受信の1 credit、別に試したポーリング型(K4)は何もなくても1回1 credit
  • エラーが1回出るとMakeはシナリオを自動で無効にした。復旧は「Process old data」で1行だけ。Replayは重複した
  • 日本語は、今回のテスト文字列と533文字の範囲で、Tally標準と一致した

Tally標準で足りない処理があるなら、MakeのFreeプランから試せます。今回の検証もカード登録なしのFreeプランで行いました。

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確認した情報の出典(いずれも2026年10月19日確認)

本記事の内容は、2026年10月19日にMake・Tally・Google Sheetsの無料の範囲で実際に操作した結果と、同日に確認した上記の公式ページにもとづいています。サービスの仕様や画面は変更されることがあります。

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